Toshiba 東芝シュネデール・インバータ株式会社

シロッコファン [ファン・ポンプ・コンプレッサ]



 インバータを適用する上での注意点は?

単相モータには使用できません!
弊社製インバータは、三相誘導電動機(200Vまたは400V)駆動用です。
単相100Vモータや単相200Vモータの駆動はできません。

3相200Vモータを駆動する場合、以下の電源仕様に適用するインバータを準備しています。

単相100V電源 (3相200V出力)
適用モータ容量:0.1~0.75kW
適用インバータシリーズ:VFNC3S-1001P ~ VFNC3S-1007P

単相200V電源 (3相200V出力)
適用モータ容量:0.1~2.2kW
適用インバータシリーズ:
VFNC3S-2001P ~ VFNC3S-2022P
VFS15S-2002PL ~ VFS15S-2022PL (ノイズフィルタ内蔵)

注意事項:
単相入力インバータシリーズでは、定格速度運転時の出力電圧波高値低下により、 最大85%の負荷低減が必要になります。


ファンの回転方向に注意!
シロッコファンは構造上、逆転運転を行っても正転運転時と同様のモータ電流が流れます。
商用運転時よりも明らかに風量が落ちる場合、逆転運転となっている可能性がありますので、 モータ配線の相順を入れ換えてください。(例:U相とV相を入れ換える)

インバータ駆動による増速は厳禁!
シロッコファンは「二乗低減負荷トルク特性」を持っているために、定格回転数を越える増速時には負荷トルクが急激に大きくなります。 (例:10%増速時には、負荷トルクは110%×110%=121%になります。)
このため、モータ・インバータの定格電流を越えたり、ファン自体の破損に至る場合があります。

重要な設備では、商用電源バックアップ回路を設けてください。
インバータの故障などによるシロッコファンの停止を避けるために、重要な設備では「商用電源バックアップ回路」を 準備してください。

瞬時停電対策を行ってください。
瞬時停電後の復電時のフリーラン中のモータを起動するために、「瞬停再始動制御機能」を設定してください。
※瞬停再始動制御機能を設定することで、フリーラン中のモータ速度を自動的に検出し、検出した周波数から再起動をかけることができます。

精密機器(各種センサー)に注意!
インバータはノイズ発生機器です。
このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。
「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。




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