インバータを適用する上での注意点は? ・モータ定格に注意! スライサ(コンベア部・カッター部)は比較的小容量のものが多いため、使用しているモータが単相100Vモータの ものがあります。(単相100Vモータは使用できません) インバータを適用する場合には、3相200Vモータを選定してください。
・カッター部の減速時間に注意! カッターを止めるときに、極端な短時間で停止させる場合には、制動抵抗器が必要になる場合があります。 このような場合には、VF-S15またはVF-AS3Jをご使用ください。 VF-nC3は、制動抵抗器を接続できません。 ・モータの最高許容運転周波数に注意! 増速(モータの基底周波数以上で運転)する場合、モータの最高許容運転周波数を考慮する必要があります。 東芝産業機器システム製 全閉外扇形モータでは、一般的に下表のようになります。
最高許容運転周波数は、モータメーカにお問い合わせください。 ・設置環境に注意! 一般的に食品機械加工では、「水滴飛沫や加工物の砕片」が発生する場合があります。 標準仕様のインバータでは、これらが原因で、何らかの異常が発生する場合があります このため、このような環境下では、収納ボックスでの対環境性を確保する必要があります。 ・精密機器(各種センサー)に注意! インバータはノイズ発生機器です。 このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。 「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。 ・高調波に注意! インバータは高調波発生機器です。 このため、同一電源系統の機器に高調波電流が流れ込み、制御系の誤動作などの悪影響を及ぼす場合があります。 また、力率改善コンデンサが設置されている場合には、力率改善コンデンサを取り外すか、直列リアクトルを挿入するなどの対策が必要です。 「アプリケーションマニュアル インバータの高調波対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、 高調波対策を行ってください。 基本的には、入力リアクトルまたは直流リアクトルの設置を推奨します。 (単相100V入力用インバータには、直流リアクトルは接続できません。) |
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