インバータを適用する上での注意点は? ・プラスチック製収納ボックス内の温度に注意! インバータを防水仕様の収納箱に設置する場合、収納箱内の温度が50℃を超えないようにしてください。 50℃を超える場合には、負荷の低減が必要となります。 ※収納箱の大きさの目安は、取扱説明書記載の「インバータの発熱量と必要換気量」を参照してください。 ・モータ定格に注意! 食品機械用のコンベアは比較的小容量のものが多いため、使用しているモータが単相100Vモータの ものがあります。(単相100Vモータは使用できません) インバータを適用する場合には、3相200Vモータを選定してください。
・低速運転時のモータ許容トルクに注意! 低速運転(30Hz以下)時は、モータの冷却能力が低下するため負荷低減が必要です。 インバータ用モータ(VFモータ)を使用することで、6~60Hzの定トルク運転が可能となります。 *OLM(電子サーマル保護特性選択)=4の設定が必要です。 ・精密機器(各種センサー)に注意! インバータはノイズ発生機器です。 このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。 「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。 ・高調波に注意! インバータは高調波発生機器です。 このため、同一電源系統の機器に高調波電流が流れ込み、制御系の誤動作などの悪影響を及ぼす場合があります。 また、力率改善コンデンサが設置されている場合には、力率改善コンデンサを取り外すか、直列リアクトルを挿入するなどの対策が必要です。 「アプリケーションマニュアル インバータの高調波対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、 高調波対策を行ってください。 基本的には、入力リアクトルまたは直流リアクトルの設置を推奨します。 (単相100V入力用インバータには、直流リアクトルは接続できません。) |
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