Toshiba 東芝シュネデール・インバータ株式会社

ボール盤 [工作機械]



 インバータを適用する上での注意点は?

モータの最高許容運転周波数に注意!
増速(モータの基底周波数以上で運転)する場合、モータの最高許容運転周波数を考慮する必要があります。
東芝産業機器システム製 全閉外扇形モータでは、一般的に下表のようになります。

モータ容量(kW) 許容運転最高周波数(Hz)
2極 4極 6極
0.4 60 120 120
0.75
1.5
2.2
3.7
5.5
7.5 90
11 90
15
18.5
22
30
37
45 60

最高許容運転周波数は、モータメーカにお問い合わせください。

低速運転時のモータ許容トルクに注意!
低速運転(30Hz以下)時は、モータの冷却能力が低下するため負荷低減が必要です。 インバータ用モータ(VFモータ)を使用することで、6~60Hzの定トルク運転が可能となります。
*OLM(電子サーマル保護特性選択)=4の設定が必要です。

精密機器(各種センサー)に注意!
インバータはノイズ発生機器です。
このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。
「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。

高調波に注意!
インバータは高調波発生機器です。
このため、同一電源系統の機器に高調波電流が流れ込み、制御系の誤動作などの悪影響を及ぼす場合があります。
また、力率改善コンデンサが設置されている場合には、力率改善コンデンサを取り外すか、直列リアクトルを挿入するなどの対策が必要です。
「アプリケーションマニュアル インバータの高調波対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、 高調波対策を行ってください。
基本的には、入力リアクトルまたは直流リアクトルの設置を推奨します。
(単相100V入力用インバータには、直流リアクトルは接続できません。)




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