インバータを適用する上での注意点は? ・周波数指令の精度に注意! 印刷機では、速度精度が求められるため、通常の0~10Vまたは4-20mA入力でのアナログ周波数指令を使用すると、 周波数精度が悪くなります。(VF-AS3Jの場合、最高出力周波数に対して、±0.2%) このため、高精度の周波数指令が必要な場合は、通信(注)による周波数設定を推奨します。 注:VF-AS3Jでは、標準でRS485(MODBUS®RTU)通信に対応し、また以下のフィールドネットワークにオプション対応可能です。 DeviceNet®, PROFIBUS®DP, CC-LINK®, EtherNet/IP™-Modbus TCP (通信からの周波数指令は、0.01Hz端子での設定が可能です。) ・精密機器(各種センサー)に注意! インバータはノイズ発生機器です。 このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。 「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。 ・高調波に注意! インバータは高調波発生機器です。 このため、同一電源系統の機器に高調波電流が流れ込み、制御系の誤動作などの悪影響を及ぼす場合があります。 また、力率改善コンデンサが設置されている場合には、力率改善コンデンサを取り外すか、直列リアクトルを挿入するなどの対策が必要です。 「アプリケーションマニュアル インバータの高調波対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、 高調波対策を行ってください。 基本的には、入力リアクトルまたは直流リアクトルの設置を推奨します。 (単相100V入力用インバータには、直流リアクトルは接続できません。) |
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