インバータを適用する上での注意点は? ・発電機を使用する場合、高調波対策が必須です! インバータからの高調波流出により発電機が焼損する場合があります。必ず、入力リアクトル・直流リアクトル設置などの 高調波対策を施してください。 ※発電機容量は、インバータ容量の2~3倍程度必要となります。 ※電源高調波抑制ユニットSC7の接続も可能です。 ・耐環境対策を実施してください。 塵埃のインバータ内部侵入や環境仕様を超える振動が想定される場合には、事前に対策を行うことをお勧めします。 ・塵埃対策:基板コーティング,フィン外出し設置 ・振動対策:背高部品固定対策 ※詳細は、弊社製品の販売店にお尋ねください。 ・低速運転時のモータ許容トルクに注意! 低速運転(30Hz以下)時は、モータの冷却能力が低下するため負荷低減が必要です。 インバータ用モータ(VFモータ)を使用することで、6~60Hzの定トルク運転が可能となります。 *OLM(電子サーマル保護特性選択)=4の設定が必要です。 ・精密機器(各種センサー)に注意! インバータはノイズ発生機器です。 このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。 「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。 ・高調波に注意! インバータは高調波発生機器です。 このため、同一電源系統の機器に高調波電流が流れ込み、制御系の誤動作などの悪影響を及ぼす場合があります。 また、力率改善コンデンサが設置されている場合には、力率改善コンデンサを取り外すか、直列リアクトルを挿入するなどの対策が必要です。 「アプリケーションマニュアル インバータの高調波対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、 高調波対策を行ってください。 基本的には、入力リアクトルまたは直流リアクトルの設置を推奨します。 (単相100V入力用インバータには、直流リアクトルは接続できません。) | |
|