ファン・ポンプの省エネルギー効果
ダンパ(調節弁)で風量(流量)制御する場合、モータは常に一定の回転数で回るため、 大きな軸動力を必要とします。しかし、インバータ駆動ではモータの回転数を下げることで風量(流量)を制御するため、 回転速度の3乗に比例して軸動力が減少しますので大幅な省エネ運転ができます。
■ファン・ポンプの省エネルギー効果例
■ホテル空調用ポンプへの適用事例
■ファン・ポンプの省エネルギー効果例
【インバータ駆動時の省エネルギー効果,CO2削減量】
運転パターンを流量:85%-2000時間,60%-2000時間の合計4000時間/年,電動機出力:15kW×1台(インバータ効率95%)と仮定。
◇ダンパ制御の所要動力量
(15kW×91%×2000時間)+(15kW×76%×2000時間)=50,100kWh
◇インバータ制御の所要動力量
(15kW×66%×2000時間)+(15kW×25%×2000時間)=27,300kWh
◇省エネルギー効果
50,100kWh-27,300kWh=22,800kWh/年
22,800kWh×16円/kWh=36.5万円/年
◇CO2削減量
22,800kWh×0.412kg/kWh=9,393.6kg/年
運転パターンを流量:85%-2000時間,60%-2000時間の合計4000時間/年,電動機出力:15kW×1台(インバータ効率95%)と仮定。
◇ダンパ制御の所要動力量
(15kW×91%×2000時間)+(15kW×76%×2000時間)=50,100kWh
◇インバータ制御の所要動力量
(15kW×66%×2000時間)+(15kW×25%×2000時間)=27,300kWh
◇省エネルギー効果
50,100kWh-27,300kWh=22,800kWh/年
22,800kWh×16円/kWh=36.5万円/年
◇CO2削減量
22,800kWh×0.412kg/kWh=9,393.6kg/年
省エネ効果は、社団法人日本電機工業会発行の「伸びゆくインバータ2011」記載の省エネ計算の例を引用しています。
上記は計算例であり、各使用方法・条件により、実際の省エネ効果は異なります。
社団法人日本電機工業会、および「伸びゆくインバータ2011」については、下記を参照ください。
・社団法人日本電機工業会のホームページ:https://www.jema-net.or.jp/
・「伸びゆくインバータ2011」:[JEM規格]⇒[パンフレット(無償)]のシートから選択してください。
■ホテル空調用ポンプへの適用事例
チラー吸入口の温度を検出して冷却水ポンプの出力を調整し、季節や客数に影響されない 快適空調制御と省エネルギーを実現します。
図:ホテル空調用ポンプ
図:運転パターン
【インバータ駆動時の省エネルギー効果,CO2削減量】
◇省エネルギー効果 <実績値>
586,875-402,500=184,375kWh → 295万円/年
◇CO2削減量
184,375kWh×0.412kg/kWh=75,962.5kg/年
◇省エネルギー効果 <実績値>
586,875-402,500=184,375kWh → 295万円/年
◇CO2削減量
184,375kWh×0.412kg/kWh=75,962.5kg/年
【省エネルギー効果の算出条件】
◇電力料金:16円/kWh
◇CO2排出係数:
0.412kg/kWh:電気事業における環境行動計画 2010年9月 電気事業連合会
◇電力料金:16円/kWh
◇CO2排出係数:
0.412kg/kWh:電気事業における環境行動計画 2010年9月 電気事業連合会
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