Toshiba 東芝シュネデール・インバータ株式会社

特大容量 高機能インバータ TOSVERT VF-AS1

入力電圧クラス/容量範囲
三相 200V-90kW~132kW
三相 400V-355kW~500kW
特大容量 高機能インバータ TOSVERT VF-AS1

■共通仕様

項目 内容
制御仕様 制御方式 正弦波PWM制御
出力電圧調整 主回路電圧フィードバック制御。(自動調整、固定および制御OFFの切り替え可能)
出力周波数範囲 0.01~500Hz設定、出荷時は出力周波数0.01~60.0Hzに設定
最高周波数(30~500Hz)調整
周波数設定分解能 操作パネル・通信指令:0.01Hz
アナログ指令:0.03Hz(最高周波数60Hzベース、11ビット/0~10Vdc)
周波数精度 デジタル設定:出力周波数に対して±0.01%±0.022Hz
アナログ設定:最高周波数出力周波数に対して±0.2%以内(25℃±10℃) 注7)
電圧/周波数特性 V/f一定、二乗低減トルク、自動トルクブースト、ベクトル演算制御、PMモータ制御 注6)、基底周波数(25~500Hz)1・2・3・4調整、V/f任意5点設定、トルクブースト(0~30%)調整、始動周波数(0~10Hz)調整、停止周波数(0~30Hz)調整
周波数設定信号 3KΩボリウム(1~10KΩ定格のボリウム接続可能)
0~10Vdc(入力インピーダンスZin:30KΩ)
0~±10Vdc(Zin:22KΩ)
4~20mAdc(Zin:242Ω)
端子台基準周波数入力 2ポイントの設定で任意の特性に設定。
アナログ入力(RR、VI/II、RX、Al1、Al2)、パルス入力の計6種類に対応可能。(※Al1、Al2:オプション)
周波数ジャンプ 3ヶ所に設定、ジャンプ周波数・幅の設定。
上限・下限周波数 上限周波数:0~最高周波数、下限周波数:0~上限周波数
PWMキャリア周波数 200V 45kW以下、400V 75kW以下は1.0~16kHzで調整可
200V 55kW以上、400V 90kW以上は2.5~8kHzで調整可
(標準出荷設定:15kW以下は、12.0kHz、200V 18.5kW~45kW
400V 18.5kW~75kWは4.0kHz、200V 55kW以上、400V 90kW以上、2.5kHz)
PID制御 比例ゲイン、積分時間、微分時間、遅れフィルタの調整
トルク制御 電圧指令入力仕様:DC0~±10V
運転仕様 加速・減速時間 0.01~6000秒、加速時間1・2・3・4の切換、おまかせ加減速機能、S字加減速1・2パターンの調整
直流制動 制動開始周波数(0~120Hz)調整、制動量(0~100%)調整、制動時間(0~20秒)調整、緊急停止制動機能、モータ軸固定制御機能付き
正転・逆転 注1) F-CC間“閉”で正転、R-CC間“閉”で逆転、両方“閉”で停止、ST-CC間“開”でフリーラン停止、パネルまたは端子台から非常停止
ジョギング運転 注1) JOGモード選択によりパネルからJOG運転が可能。パラメータ設定により端子台運転が可能。
多段速運転 注1) S1、S2、S3、RR/S4-CC間の開閉の組合せにより、設定周波数+15段速度運転。
設定周波数別の加減速時間・トルクリミット・V/fの選択が可能。
リトライ 保護動作が働いた場合、主回路素子のチェック後、再始動。最大10回まで任意に設定可能。待機時間(0-10秒)調整。
ソフトストール 過負荷時に自動負荷低減制御。(出荷時OFF)
冷却ファンON/OFF 冷却ファンの長寿命化のため、不要な時は自動的にファンを停止。
パネルキー操作ON/OFF制御 STOPキーのみやモードキーのみ等のキー禁止選択可能。すべてのキー禁止も可能。
瞬停ノンストップ制御 モータからの回生エネルギーを利用して瞬停時でも運転を継続させます。(出荷時OFF)
瞬停再始動運転 フリーラン中のモータを回転速度と回転方向に合わせて再始動します。(出荷時OFF)
簡易パターン運転 2グループ各8パターンを15段速度運転周波数より選択可能。最大16種類のパターン運転可能。端子台制御/繰り返し運転可能。
商用インバータ切換 モータの商用電源による運転とインバータによる運転の切換運転可能。
軽負荷高速運転 モータの負荷を検出し軽負荷時にモータの速度を上げて機械の稼動効率を上げることが可能。
ドルーピング機能 複数台のインバータで1つの負荷を運転する場合、アンバランスによる負荷の集中を防ぐ機能です。
オーバライド機能 設定された周波数指令値に対して外部入力信号による調整ができます。
保護機能 保護機能 ストール防止、カレントリミット、過電流、過電圧、負荷側短絡、負荷側地絡 注5、不足電圧、瞬時停電(15ms以上)、瞬時停電時ノンストップ制御、電子サーマルによる過負荷、始動時アーム過電流、始動時負荷側過電流、発電制動抵抗器過電流、過負荷、過熱、非常停止
電子サーマル特性 標準モートル/定トルク用VFモートル切換、電子サーマル・ストール防止レベルの調整。
リセット 1a接点“閉”(1b接点“開”)にてリセット、またはパネルでリセット。または電源ON/OFF。トリップ状態の保持とクリアの設定
表示機能 4桁
7セグメント
LED
警報表示 運転中にストール防止、過電圧制限、過負荷、電源側不足電圧、直流回路不足電圧、設定異常、リトライ中、上限リミット、下限リミット
故障原因 過電流、過電圧、過熱、負荷側短絡、負荷側地絡、インバータ過負荷、始動時アーム過電流、始動時負荷側過電流、CPU異常、EEPROM異常、RAM異常、ROM異常、通信異常、(発電制動抵抗器過電流/過負荷)、(非常停止)、(不足電圧)、(低電流)、(過トルク)、(モータ過負荷)、(入力欠相)、(出力欠相)( )は選択可能
モニタ機能 運転周波数、運転周波数指令、正転/逆転、出力電流、直流部電圧、出力電圧、補償後周波数、端子台入出力情報、CPUバージョン、過去のトリップ履歴、累積運転時間、速度フィードバック、トルク、トルク指令、トルク電流、、励磁電流、PIDフィードバック値、モータ過負荷率、インバータ過負荷率、PBR過負荷率、PBR負荷率、入力電力、出力電力、ピーク出力電流、ピーク直流部電圧、RR/S4入力、VI/II入力、RX入力、オプションAl2入力、オプションAl1入力、FM出力、AM出力、拡張端子台オプションカードCPUバーション、入力積算電力、出力積算電力、通信オプション受信カウンタ、通信オプション異常カウンタ
フリー単位表示 出力周波数以外の任意の単位表示(回転速度、ラインスピードなど)、電流のアンペア/%切換、電圧のボルト/%切換
オート編集機能 標準出荷設定値と異なるパラメータを自動検索。容易に変更箇所を発見可能。
ユーザ初期設定 ユーザ用パラメータ初期値の記憶可能。ユーザ用個別設定値へのデータリセットが簡単にできます。
LED 充電表示 主回路コンデンサの充電表示
入力端子論理切換え プログラマブル入出力端子機能のメニュー選択で正論理または負論理の選択が可能。 注1)注2)(出荷時各入力端子は正論理設定)
シンク・ソース切換 制御端子コモンのマイナスコモン(CC)とプラスコモン(P24)の切換えが可能。(出荷時マイナスコモン(CC))
出力信号 故障検出信号 1C接点の出力(250Vac-2A(COSΦ=1)、30Vdc-1A、250Vac-1A(COSΦ=0.4))
低速度・速度到達信号出力 注2) オープンコレクタ出力(24Vdc、最大50mA、出力インピーダンス:33Ω)
上限・下限周波数信号出力 注2) オープンコレクタ出力(24Vdc、最大50mA、出力インピーダンス:33Ω)
周波数計用出力/電流計用出力
注3)
アナログ出力。1mAdcフルスケール電流計または、7.5Vdc-1mAフルスケール電圧計
パルス列周波数出力 オープンコレクタ出力(24Vdc、最大50mA)
通信機能 RS485標準2チャンネル装備(コネクタ:モジュラ8P)、CC-Link、DeviceNet、PROFIBUS-DPはオプション
環境 使用環境 屋内、標高3000m以下(1000m以上電流低減要)、直射日光や腐食性、爆発性及び蒸気のないこと。
周囲温度 -10~+60℃(40℃を越える場合、上部カバーを取り外し、最大60℃まで可能) 注4)
保存温度 -25~+70℃
相対温度 5~95%(結露ないこと)
振動 5.9m/S2{0.6G}以下(10~55Hz)(JISC60068-2-6準拠)
注1)16個の接点入力端子(内8つはオプション)はプログラマブル接点入力端子で、136種の信号中から任意に選択可能です。
注2)プログラマブルON/OFF出力端子、51種類の信号中から任意に選択可能です。
注3)プログラマブルアナログ出力端子、51種類の信号中から任意に選択可能です。
注4)50℃以上でス使用する場合は、上部カバーを取り外しの上出力電流の低減が必要になります。
注5)出力回路の地絡による過電流に対しインバータを保護します。
注6)200Vクラス 0.4kW~45kW、400Vクラス 0.75~75kWにて対応。PMモータとの組合せは、事前に技術検討が必要となりますので、弊社窓口へお問い合わせ下さい。
注7)アナログ入力端子のバイアス、ゲインの微調整が必要です。