Toshiba 東芝シュネデール・インバータ株式会社

コンプレッサ [ファン・ポンプ・コンプレッサ]



 インバータを適用する上での注意点は?

コンプレッサの制御方式に注意!
コンプレッサの制御方式は大別して、
自動アンロード方式
圧力開閉器方式
があり、圧力開閉方式のコンプレッサに直接インバータを接続することはできません。
自動アンロード方式:
タンク内の圧力が高くなると、自動的に空運転状態に、 圧力が低くなると、圧縮運転となる機械式の弁板を持ちます。

圧力開閉器方式:
タンク内の圧力が高くなると、自動的にモータの電源を遮断することにより停止し、 圧力が低くなると、モータを始動させる間欠運転を行います。

圧力開閉方式のコンプレッサにインバータを接続するには、下図のようにインバータを接続し、 圧力センサーの信号(無電圧接点)を利用して、モータの運転停止を行ってください。
※この方式では、頻繁なモータの起動・停止になる場合が多いため、 インバータへの電源投入と同時にモータを始動させる結線は、避けてください。
(インバータの寿命に影響を与えることになります。)

インバータとコンプレッサの接続


インバータ駆動による増速は厳禁!
コンプレッサは「二乗低減負荷トルク特性」を持っているために、定格回転数を越える増速時には負荷トルクが急激に大きくなります。 (例:10%増速時には、負荷トルクは110%×110%=121%になります。)
このため、モータ・インバータの定格電流を越えたり、配管等の破損に至る場合があります。

重要な設備では、商用電源バックアップ回路を設けてください。
インバータの故障などによるコンプレッサの停止を避けるために、重要な設備では「商用電源バックアップ回路」を 準備してください。

瞬時停電対策を行ってください。
瞬時停電後の復電時のフリーラン中のモータを起動するために、「瞬停再始動制御機能」を設定してください。
※瞬停再始動制御機能を設定することで、フリーラン中のモータ速度を自動的に検出し、検出した周波数から再起動をかけることができます。

精密機器(各種センサー)に注意!
インバータはノイズ発生機器です。
このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。
「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。




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