インバータを適用する上での注意点は? ・混合物を入れた状態からのスタートには高始動トルクが必要です。 モータを停止させ混合物を投入する場合、高始動トルクを必要とします。 この場合には、センサレスベクトル制御を行うことで、始動時200%トルク(注)を発生することができます。 注:VF-AS3JまたはVF-S15で、関連パラメータを設定した場合 200%以上の始動トルクが必要な場合には、インバータの容量アップが必要。 ・設置環境に注意! 一般的にミキサでは、「混合物の塵埃」が発生する場合があります。 標準仕様のインバータでは、これらが原因で、何らかの異常が発生する場合があります このため、このような環境下では、収納ボックスでの対環境性を確保する必要があります。 ・モータの最高許容運転周波数に注意! 増速(モータの基底周波数以上で運転)する場合、モータの最高許容運転周波数を考慮する必要があります。 東芝産業機器システム製 全閉外扇形モータでは、一般的に下表のようになります。
最高許容運転周波数は、モータメーカにお問い合わせください。 ・精密機器(各種センサー)に注意! インバータはノイズ発生機器です。 このため、高精度のセンサーが近傍にある場合、センサーに誤動作を及ぼす場合があります。 「アプリケーションマニュアル インバータのノイズ対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、ノイズの 影響を受けにくい配線方法や、万が一のノイズトラブル時の対策を行ってください。 ・高調波に注意! インバータは高調波発生機器です。 このため、同一電源系統の機器に高調波電流が流れ込み、制御系の誤動作などの悪影響を及ぼす場合があります。 また、力率改善コンデンサが設置されている場合には、力率改善コンデンサを取り外すか、直列リアクトルを挿入するなどの対策が必要です。 「アプリケーションマニュアル インバータの高調波対策について(会員サービスで無償公開)」を参照の上、 高調波対策を行ってください。 基本的には、入力リアクトルまたは直流リアクトルの設置を推奨します。 (単相100V入力用インバータには、直流リアクトルは接続できません。) |
||||||||||||||||||||||||||||
|