高機能インバータ TOSVERT VF-AS3J
入力電圧クラス/容量範囲
三相 200V-0.4kW~75kW(HD定格)
三相 200V-0.4kW~90kW(ND定格)
三相 400V-0.75kW~110kW(HD定格)
三相 400V-0.75kW~132kW(ND定格)
■共通仕様
項目 | 内容 | |
制御仕様 | 制御方式 | 正弦波PWM制御 |
出力周波数範囲 | 0.01 ~ 590Hz 設定,出荷時は出力周波数0.01 ~ 50/60Hz に設定、最高周波数(30 ~ 590Hz) | |
周波数設定分解能 | アナログ入力:最高周波数の1/2000(60Hz の場合、0.03Hz)) ;[VI/II]、[RR/S4] 端子(0 - 10V)、[VI/II] 端子(4 - 20mA)、[RX] 端子(0 - ±10V) 操作パネル入力:0.1Hz、フリー単位倍率使用時:0.01Hz(99.99Hz 以下)、0.1Hz(100.0Hz 以上) 通信指令:0.01Hz |
|
周波数精度 | アナログ入力:最大出力周波数の±0.2% 以内(25 ℃ ±10 ℃、バイアス・ゲイン微調整可能) デジタル入力:出力周波数の±0.01%±0.022Hz |
|
電圧/周波数特性 | V/f 一定、二乗低減トルク、自動トルクブースト、ベクトル制御、PM モータ制御、V/f5 点設定、 オートチューニング機能。基底周波数(15 ~590Hz)1・2・3・4 調整、トルクブースト量(0 ~30%)、 始動周波数(0 ~10Hz)、停止周波数(0 ~上限周波数) |
|
周波数設定信号 | 外部ボリューム(1k ~10kΩ 定格のボリューム接続可能)、0 ~10Vdc(入力インピーダンス:31.5kΩ)、 -10 ~+10Vdc(入力インピーダンス:31.5kΩ)、4~20mA(入力インピーダンス:250Ω) |
|
周波数指令端子入力 |
2ポイントの設定で任意特性に設定可能。 アナログ入力(RR/S4、 RX、 VI/II、 AI4、 AI5)、パルス列入力(S2、S3) |
|
周波数ジャンプ | ジャンプ周波数および幅の設定。3箇所設定可能。 | |
上限・下限周波数 | 上限下限周波数上限周波数:0 ~最高周波数、下限周波数:0 ~上限周波数 | |
PWMキャリア周波数 | VFAS3J-2450PM以下、4750PL以下は1.0k~16.0kHzで調整可能、 VFAS3J-2550P以上、4900PC以上は1.0k~8.0kHzで調整可能 (標準出荷設定:VFAS3J-2150PM, 4150PL以下は12.0kHz、2185PM~2450PM, 4185PL~4750PLは4.0kHz、2550P, 4900PC以上は2.5kHz) |
|
PID制御 | 比例ゲイン、積分ゲイン、微分ゲイン、遅れフィルタの調整。マルチPID制御(内部2種類、外部2種類)、PIDゲインオートチューニング機能 | |
トルク制御 | 電圧指令入力仕様:-10 ~+10Vdc |
|
運転仕様 | 加速・減速時間 | 0.01 ~ 6000(600.0)秒、加減速時間1・2・3・4 の切換え、おまかせ加減速、 S 字加減速1・2 パターンの調整、短時間減速 |
直流制動 | 制動開始周波数(0 ~ 最高周波数)、制動量(0 ~100%)、制動時間(0 ~25.5 秒)調整、 緊急直流制動停止、モータ軸固定制御 |
|
正転・逆転 | [F] 端子ON で正転、[R] 端子ON で逆転、両方ON で停止(出荷設定)、 [ST]端子OFF でフリーラン停止、パネルまたは端子から非常停止 |
|
ジョギング運転 | パラメータ設定により、端子へのデジタル入力、操作パネルで運転可能 | |
多段速運転 | [S1]、[S2]、[S3]、[RR/S4]、[S5] 端子へのデジタル入力の組合せにより、基本設定周波数+31 段速運転が可能。 設定周波数ごとに正転/逆転、加減速時間、トルクリミット、V/f 選択が可能。 |
|
リトライ | 保護動作が働いた場合、主回路素子をチェック後、自動再始動。 最大10 回まで設定可能(パラメータで設定)。待機時間(0 ~ 10 秒) |
|
ソフトストール | 過負荷時の自動負荷低減制御(出荷時OFF) | |
冷却ファンON/OFF 制御 | 省エネルギーおよび冷却ファンの長寿命化のため、不要なときは自動的にファンを停止(出荷時) | |
パネルキー操作禁止/ パスワード設定 |
パネル運転キー、パネル手動/ 自動操作、パネル非常停止、パネルリセットおよび操作パネルのすべてのキーについて、キー操作禁止の設定をパスワードあり/なしで設定可能 | |
瞬停ノンストップ制御 | モータからの回生エネルギーを利用し、瞬停時に運転を継続(出荷時OFF) | |
瞬停再始動運転 | フリーラン中のモータの回転数と回転方向を検出してスムーズに再始動(出荷時OFF) | |
簡易パターン運転 | 2グループ各8 パターンを15 段速周波数より選択可能。繰り返し運転可能。 端子へのデジタル入力による運転/停止、パターン運転切換え。 |
|
商用電源/インバータ切換え | 商用電源による運転とインバータによる運転を切換可能 | |
軽負荷高速運転 | 機械の稼動効率を上げるため、モータの負荷を検出し軽負荷時にモータ回転数を上げる機能 | |
ドループ制御 | 複数台のインバータで1 つの負荷を運転する場合、アンバランスによる負荷の集中を防ぐ機能 | |
オーバーライド機能 | 設定された周波数指令値に対して外部入力信号による調整可能 | |
保護機能 | 保護機能 | ストール防止、カレントリミット、過電流、過電圧、出力短絡、地絡 注1)、不足電圧、入力欠相、出力欠相、 電子サーマルによる過負荷、始動時アーム過電流、始動時負荷側過電流、過トルク、低電流、過熱、累積運転時間、 寿命アラーム、非常停止、制動抵抗器過電流/ 過負荷、各種プリアラーム |
電子サーマル特性 | 標準モータ/定トルクモータ切換え、モータ1・2・3・4 の切換え、電子サーマルトリップ時間の設定、 過負荷ストールの選択、電子サーマルメモリ |
|
リセット | リセットパネルリセット/外部信号リセット/電源リセット。トリップ状態の保持とクリアの設定。 | |
表示機能 | アラーム、メッセージ | 運転中の過電流、過電圧制限、過負荷、過熱、通信異常、不足電圧、STO 端子OFF、設定異常、リトライ中、 上限/ 下限リミット |
トリップ(異常) | 過電流、過電圧、過熱、出力短絡、地絡 注1)、インバータ過負荷、始動時アーム過電流、 始動時負荷側過電流、冷却ファン故障、CPU異常、EEPROM異常、RAM異常、ROM異常、通信異常、 STO回路異常、オプション異常(以下は、選択可能:制動抵抗器過電流/過負荷、非常停止、不足電圧、 低電流、過トルク、低トルク、モータ過負荷、入力欠相、出力欠相、PM脱調) |
|
モニタ機能 | 出力周波数、周波数指令値、正転/ 逆転、出力電流、入力電圧(直流部検出)、出力電圧、 PID フィードバック値、モータ一次周波数、速度フィードバック周波数、トルク、トルク指令、トルク電流、 励磁電流、インバータ過負荷率、インバータ負荷率、モータ過負荷率、モータ負荷率、制動抵抗器過負荷率、 制動抵抗器負荷率、入力電力、入力積算電力、出力電力、出力積算電力、入力端子情報、出力端子情報、 端子入力量、CPU1 バージョン、CPU2 バージョン、過去のトリップ原因1 ~8、部品交換アラーム情報、 累積運転時間、始動回数、通信受信カウンタ、通信異常カウンタ、オプションCPU バージョン |
|
フリー単位表示 | 出力周波数表示に倍率をかけて変換表示(モータ回転数、ラインスピードなど)、電流のアンペア/%切換え、電圧のボルト/%切換え | |
変更パラメータ検索 | 標準出荷設定と異なるパラメータを自動検索、設定値を変更可能 | |
ユーザ出荷設定 | ユーザ設定パラメータの記憶/再設定可能 | |
チャージランプ | 主回路コンデンサの充電表示 | |
制御入出力仕様 | 接点入力 | 206種類の機能から選択し、15 個の入力端子(6 個はオプション)に割付け可能。シンク/ソース切換え可能。入力端子[F], [R], [RES], [S1] は、3 種類の機能を割付け可能。入力レベルはIEC61131-2ロジックtype1 に準拠 |
接点出力 | 256種類の機能から選択し、6 個のオープンコレクタ出力(2 個はオプション)に割付け可能。出力端子[OUT1]、[OUT3]は、2 種類の機能を割付け可能。電気的仕様は、24Vdc, 許容負荷電流50mA です。 | |
シンク・ソース切換え | 制御端子台のスライドスイッチで、シンクロジック(マイナスコモン)、ソースロジック(プラスコモン)、外部電源を使用するシンクロジックの切換え可能(出荷時設定はシンクロジック) | |
パルス列入力 | 入力端子[S2]、[S3] (最大30kHz)を、パルス列入力またはPG 入力として使用可能 | |
パルス列出力 | 出力端子[OUT1]、[OUT2] を、パルス列出力(最大100kHz、パルス幅一定 )として使用可能 | |
リレー出力(故障信号) | 256 種類の機能から選択し、1 個の1c 接点出力と3 個の1a 接点出力(3 個はオプション)に割付け可能。 (故障信号は、標準出荷設定で1c 接点出力[FL] に割付けられています。)最大接点容量は、250Vac-2A または30Vdc-2A |
|
アナログ入力 | 5個のアナログ入力端子(2 個はオプション)は、周波数指令入力として使用可能 | |
アナログ出力 | 162種類の機能から選択し、4個のアナログ出力端子に割付け可能。 | |
PTC入力 | 3個のPTC入力(2 個はオプション)は、モータに内蔵されたPTC を接続しモータの過熱保護が可能。 | |
制御電源 | 電源出力: [PP]: アナログ入力設定用の10Vdc 電源出力、10Vdc-10mA [P24/PLC]: 24Vdc-200mA(電流制限回路あり) 制御電源バックアップ入力: [+SU]: 24Vdc 電源入力、24Vdc-1A |
|
機能安全 | IEC61800-5-2 に準拠したセーフトルクオフ(STO) 機能 | |
通信機能 | 内蔵RS485 (2 チャンネル), USB Type-C、東芝インバータプロトコル、 Modbus RTU オプション: EtherNet/IP・Modbus TCP, CC-Link, DeviceNet, PROFIBUS DP |
|
環境 | 使用環境 | 屋内、直射日光や腐食性ガス、爆発性ガス、可燃性ガス、オイルミスト、じんあい、金属粉などのないこと |
周囲温度 | -10 ~+60 ℃ VFAS3J-2004PL~2150PM, 4007PL~4150PL (HD&ND定格): 周囲温度が40°Cを超える場合、インバータ上部カバーを取り外し、さらに50°Cを超える場合には、出力電流の低減が必要。 VFAS3J-2185PL~2450PM, 4185PL~4750PL (HD定格): 周囲温度が40°Cを超える場合、インバータ上部カバーを取り外し、さらに50°Cを超える場合には、出力電流の低減が必要。 VFAS3J-2185PM~2450PM, 4185PL~4750PL (ND定格): 周囲温度が30°Cを超える場合、インバータ上部カバーを取り外し、さらに40°Cを超える場合には、出力電流の低減が必要。 VFAS3J-2550P~2750P, 4900PC~4110KPC (HD定格): 周囲温度が50°Cを超える場合、出力電流の低減が必要。 VFAS3J-2550P~2750P, 4900PC~4110KPC (ND定格): 周囲温度が40°Cを超える場合、出力電流の低減が必要。 |
|
保存温度 | -25 ~ +70 ℃ (輸送などの短期間) | |
相対温度 | 5 ~ 95%(結露および蒸気のないこと) | |
標高 | 3000m 以下(1000m を超える場合は電流低減が必要)、1000m を超える場合、100m ごとに、1%の電流低減が必要 | |
振動 | 5.9m/s2 (0.6G) 以下 (10~55Hz) |